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外国の結婚式と披露
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ドイツ、スイス、オーストリア、アメリカ、ソ連
<h3>戸籍役場の結婚式</h3>
(ドイツ、スイス、オーストリア)
私は、一九五六年欧州諸国を巡って、戸籍役場で行なわれる結婚式の実態を見てきました。結婚をするには、まず戸籍役場へ行って、結婚予告の公示をしてもらわなければなりません。この公示には結婚者の氏名、職業、住所が記され、この両名の婚約について婚姻障害の事由があることを知っている者は、申し出なければならない、と示されています。一定の公示期間が経過して婚姻障害の事由が現われなかったときは、結婚式をあげることができます。
どこの戸籍役易にも、結婚式のための特別の室が用意されています。式の順序は、まず身分登録官の式辞(といっても決してかたぐるしくない)から始まります。次に身分登録官が、まず新郎に対して「○○さん、あなたは××嬢と結婚する意思がありますか」と尋ねる。新郎が「然り」と答えると、さらに新婦に対しても同じような問を発し、新婦が「「然り」と答えるのを待って、「あなた方は今、法律によって夫婦として結ばれました」と宣告する。
そのあとで結婚の指輪を交換し、結婚証書に新郎、新婦、立会証人、身分登録官が順次に署名し、新郎新婦淋接吻し、二人の立会証人たちとも祝福の接吻をかわし、身分登録官から結婚の成立を証する家族手帳(ファミーリエシュタム・ブッフ)を交付して式を終わり、喜びに胸をふくらませて退出、という次第です。
時間にしてみれば七、八分から一〇分くらい、簡素であるが、厳粛で、わざとらしや余計なむだのない結婚式でした。
アメリカの結婚式
アメリカの結婚式の風景は、アメリカ映画などでも、よく見るところですが、たいへんに親しみやすく、新夫婦二人のしあわせを心から祝福する友人たちの姿も、いかにも民主主義国のアメリカらしいものです。花むこと花嫁に遠慮会釈なく「お米」を投げかける風習なども、それが幸福をもたらすものであり、ほほえましい慣習の一つといえるのではないでしょうか。
ソ連の結婚風俗
写真①レニングラードに建てられた結婚宮殿。花束も、結婚指輪も売っていれば、披露宴のレストランもある。
写真②花嫁の控室。化粧や着付けをする。
写真③エレガントな制服を着たかわいい娘が案内に立って、新郎新婦やお客をホールに招じ入れる。大理石の階段を登りつめて二階の青銅をはめ込んだ高いドアに近づく。荘重な音楽が起こり、その中を一行は正面の机へ歩み寄る。「ただ今二人の結婚を登録します」ということばで儀式は始まる。市のソビエト代表の前で結婚の署名をすまし、その隣りのへやに用意された披露宴に臨むのです。儀式が終わつて、喜びのキッスをかわす花嫁と花むこ。結婚の登録は各地区でも行うことができるし、それぞれの信仰にしたがって教会で儀式を行なう信者もあります。
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